TCW112-CM 設定の仕方

TERACOMのTCW112-CM は、Ethernetに接続し、パソコン等よりデジタル入力・アナログ入力各1点、温度センサー入力1点、1個のリレーのON・OFF制御ができます。WEBサーバー機能を内蔵していますので、プログラム作成をせずにLAN、インターネットに接続されたパソコン等から操作・モニタリングすることができます。

TCW112-CMのご購入は、下記よりお願いします。
https://www.elefine.jp/SHOP/TCW112-CM.html

設定は、下記の方法で行います。

1. PCのIPアドレスの設定

TCW112-CMの初期状態では、下記のように設定されています。
IPアドレス 192.168.1.2
サブネットマスク  255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.1.1

設定を行うためには、このIPアドレスにアクセスする必要があります。アクセスするには、IPアドレスが同じ範囲に入っている必要があります。上記のサブネットマスクの設定では、
192.168.1.2 のうち、3番目までは同じで、4番目の2だけが異なるIPアドレスに設定します。
ここでは、192.168.1.10 に設定する例を説明します。

Windows 10でのIPアドレスの設定の仕方

Windows 10 の画面左下のWindowsマークをクリックして、表示されたメニュー内の歯車マークの設定をクリックします。

「ネットワークとインターネット」をクリックします。

有線LANでTCW112-CMに接続する方を選択し、右クリックし、それで表示されたメニューのプロパティをクリックります。

下記のようなウィンドウが表示されますので、「インターネット   プロトコル バージョン 4 (TCP/IP v4)」を選択し、プロパティボタンをクリックします。

下記のようなウィンドウが表示されますので、「次のIPアドレスを使う(S)」 を選択し、IPアドレスに
192.168.1.10
サブネットマスクに
255.255.255.0
を設定し、OKボタンを押します。

上記、設定後、各ウィンドウを閉じます。

2. TCW122-CMの設定

TCW112-CMとPCをクロスのLANケーブルで接続し、TCW112-CMに電源(DC12V)を接続します。

Microsoft Edge、Google Chrome、Internet Explorer等のブラウザーソフトを起動し、アドレスに
192.168.1.2
を入力すると、下記のように表示されます。
UsernameとPasswordは、どちらも
admin
を入力して、Login を押します。

すると、下記のように表示されます。
この画面でRelay の ON/OFF ボタンを押すと、リレーをON・OFFさせることができます。

IPアドレスは、上部メニューの「Network setup」をクリックし、下記のページを表示させます。
この中のIP address で設定します。

Saveボタンを押すと、設定が保存され、有効になります。
設定が変更されると、IPアドレスが異なるため、ページの表示ができなくなります。PCのIPアドレスを変更後、新しいIPアドレスにアクセスしてください。

dScript インストール

dScript 開発環境のインストール

dScript は、イギリスDevanetch社が開発した IoTのためのプログラミング言語です。

PC要件

OS  Windows 7 以降、Linux、Mac OSのいずれか
Webページを見るためにネットワーク接続が必要
USBポート モジュールへのプログラム転送に必要
HTML エディター お好みのものをお使いください。メモ帳等のテキストエディターでもいいです。
お使いのOSに合わせて、dScript のIDEソフトウェアをダウンロードしてください。新しいバージョンをインストールする際は、事前に従来のバージョンのものをアンインストールしてください。

ダウンロード

IDEインストーラ―

IDEは、ご使用のOSに合わせ、下記よりダウンロードしてください。

http://www.robot-electronics.co.uk/dscript.html

サポートファイル

マニュアル、サンプルコード等のサポートファイルは、下記よりダウンロードしてください。

http://www.robot-electronics.co.uk/files/dscript.zip

ダウンロードしたzipファイルを展開すると、下記の4つのフォルダーができます。

Documentation
Examples
USBdriver
Utilities

Documentaionフォルダー

各dScriptモジュールのマニュアル、dScriptのマニュアルが含まれています。

Examples フォルダー

dScriptのサンプルコードが含まれています。

USBdriver フォルダー

Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 でのみ使用します。
Linux および Mac OS には、OSに含まれています。

Utilities フォルダー

各dScriptモジュールにアクセスするためのC#およびJavaのサンプルアプリケーション、LANに接続された dScript モジュールを検索するツール が含まれています。

Windows の場合の dScript 開発環境 (IDE)インストールの仕方

下記のサイトにアクセスします。

https://robot-electronics.co.uk/dscript.html

Windows の 64ビット、32ビットのどちらかに合わせ、
Windows 64 bit version 4.03.004 installer
または、
Windows 32 bit version 4.03.004 installer
を選択(時期によってバージョン番号が異なります)して、インストールファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを実行してください。

インストールが成功すると、デスクトップに dScript という、ショートカットアイコンが作成されます。それをクリックすると、起動します。

上部のメニューの Help → Dcumentation で各dScriptボードのマニュアルを見ることができます。

 

dScript 対応モジュールのご購入はこちらhttps://www.elefine.jp/SHOP/93789/147210/list.html

dScript とは

dScript とは


dScript は、イギリスのDevantech社が開発した、IoT(Internet of Things, モノのインターネット)のためのプログラミング言語です。Devantechの dScript対応の機器(モジュール)で実行されることができます。専用のIDEでdScript対応機器で解釈される、効率的なバイトコードにコンパイルされます。
専用のIDE(統合開発環境)には、エディター、コンパイラー、モジュールへの転送機能が含まれています。
dScriptは、BASICではありませんが、構文は、Visual Basicやマイコン用BASICに使い慣れた方ならなじみ深いものでしょう。

マルチスレッド

マルチスレッドとは、プログラムを同時に実行する機能です。
これは、各プログラムごとに別々のCPUを持つようなもので、それぞれ独自の小さなプログラムを実行しています。プログラムの各区分は、スレッドと呼ばれます。
dScriptは、ネイティブなマルチスレッドコンパイラです。使用可能なRAMの上限まで、任意の数のスレッドを作成することができます。

Webサーバー

dScript Webサーバーを使用して、独自のWebページを作成してモジュールにアップロードすることができます。
Webサイトは、Ajax技術を使用し、ページ全体を更新することなく、変数を変化させることで表示されている数値等だけを変化させることができます。Webページ上のボタンから、モジュール上のリレー、デジタル出力等を制御することができます。
CSSを使用してWebサイトをフォーマットしたり、独自の画像やロゴも入れることができます。

安全

銀行がネットバンキングで口座の所有者であることを確認する方法と同様の方法を使用することで、予め設定されたデバイスとブラウザの組み合わせだけがWebページにアクセスできます。
サーバーは、予め格納されたパスワードから3つのランダムな文字を選択する3つの独立した乱数を送信します。これらはハッシュされ、ハッシュはクッキーとして保存されます。ウェブページを表示できるのはこのクッキーです。ブラウザが閉じられるとクッキーは削除され、数秒間使用しないとログアウトするとサーバーによって無効にされます。その結果、あなただけがウェブページにアクセスできます。

dScript 対応モジュールのご購入はこちらhttps://www.elefine.jp/SHOP/93789/147210/list.html