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USB-ISSをTera Termでテストする方法

USBをI2Cに変換する、Devantech の USB-ISS は、下記でお求めになれます。

https://www.elefine.jp/SHOP/USB-ISS.html

USB-ISS、USB-ISS-SV は、 0x5A, 0x01 のような16進数(バイナリーデータ)でデータ通信を行う必要があります。
シリアル通信のテストが簡単に行え、よく使われるターミナルソフトTera Termでは、通常、文字コードが送られます。例えば、A のキーを押すと、16進数の 41 が送信されます。
それが、設定を行うことにより、16進数での送受信、表示ができるようになります。

設定ファイルの変更

Tera Term実行ファイルが入っているフォルダーに入っている設定ファイルをテキストエディタ―で開きます。

C:¥Program Files¥teraterm¥TERATERM.INI

その中の
Debug=off

Debug=on
にして、デバッグモードを有効にします。

保存後、Tera Termを起動します。

16進数表示

Shit + Esc (Shiftキーを押しながらEscキーを押す)でデバッグモードになります。押すごとに、
デバッグモード -> 16進デバッグモード -> 非表示 -> 通常表示
の順に切り替わります。
その中の 「16進デバッグモード 」を使用します。すると、下記のように16進数で表示されるようになります。ローカルエコーをONにすると、キーを押すたびにキーコードが表示されます。

16進数データの送信

USB-ISSを使うには、01 なども送る必要があります。Ctrl を押しながら、A を押すと 01 を送ることもできますが、わかりにくいのでマクロを使ったほうが便利です。

テキストエディタ―で下記のような内容のファイルを作成し、
USB-ISS_Version.ttl
というようなファイル名で保存します。

send $5A$01

5A 01 は、USB-ISSのファームウェアのバージョンを確認するためのコマンドです。

Tera Termのメニューの コントロール → マクロでマクロの実行ができます。

先ほど保存したファイルを選択します。

16進数(バイナリーデータ)が送信され、USB-ISSからの返信が表示されます。
07 07 40 が返信です。

コマンドごとにマクロファイルを作成することにより、USB-ISSの設定、I2Cデバイスからの読み出し等を行うことができます。

dScriptボードの使い方 初期状態で使う場合の設定

dScript は、イギリスDevanetch社が開発した IoTのためのプログラミング言語です。

そのdScriptを作動(実行)させるためのボードがdScriptボードです。リレー、I/Oの点数の違いでいくつかの機種が用意されています。

dScript 対応モジュールのご購入はこちらhttps://www.elefine.jp/SHOP/93789/147210/list.html

dScriptボードは、基本的にIDE(開発環境)でプログラムを作成し、ボードへ転送して使いますが、プログラミングを行わなくてもある程度の機能 (初期状態で入っているdScriptのプログラム) で使うことができます。

もともと入っているプログラムは、ダウンロードしたファイルdScriptPublish の中にサンプルとしてあります。

例 (バージョンによって異なります)
dScriptPublish-4-03\dScriptPublish-4-03\Examples\app-dS1242-v4-03

設定の仕方

IPアドレスを調べる

設定を行うためにまず、dScriptボードのIPアドレスを調べる必要があります。
dScriptボードにDHCPが割り当てたIPアドレスは、下記のファイル Devantech Module Finder (Java実行形式)をダウンロードして、実行すると、表示されます。

https://robot-electronics.co.uk/files/devantechmodulefinder.jar/

USBケーブルの接続

USBケーブルをパソコンに接続すると、設定ページにアクセスできるようになります。実際の通信は、LANで行われますが、USBケーブルを接続することで設定ページにアクセスできるようになる一種のプロテクトのようなものです。
USBケーブルでdScriptボードに接続するとパソコンからは、仮想シリアルポートとして認識され、COMポート番号が割り付けられます。

設定ページへのアクセス

上記で調べたIPアドレスに _config.htm を付けたURLにアクセスします。

http://192.168.0.19/_config.htm

LANに1枚のdScriptボードしか接続されてない場合、
http://ds1242/_config.htm
でも、アクセスできます。

設定ページにアクセスすると、下記のページが表示されます。

左の各ボタンをクリックすると、各設定を行うことができます。

各設定ページで変更した瞬間、右下のUpdate Pending が点灯状態(赤く表示)になります。消灯(灰色に表示)になるまで、電源を切らないようにしてください。

Network

IPアドレス等の設定を行います。
DHCPにチェックを付けると、DHCPでIPアドレスの自動取得を行うことができますが、DHCPの使用はおすすめできません。
DHCPサーバー(ルーター等)の再起動等により、IPアドレスが変更されてしまうとアクセスすることができなくなる恐れがあるためです。できるだけ、固定のIPアドレスを設定してお使いください。

TCP/IP

TCP接続してコマンドによる操作を行う場合のための設定です。Visual C#、Visual Basic 等でプログラムを作成して、リレー等の制御を行いたい場合などに使用します。

Webpage Security

パスワードを設定し、アクセス制限をします。
Security Password 欄に文字を設定すると、それがパスワードになります。
変更した瞬間、右下のUpdate Pending が点灯状態(赤く表示)になります。消灯(灰色に表示)になるまで、電源を切らないようにしてください。
チェックボックスは、パスワードをブラウザーに設定するためのページ、
_pw.htm
にアクセス可能にするかどうかの設定です。まず、チェックを付けておきます。
USBケーブルが接続された状態で、ブラウザーから
http://IPアドレス/_pw.htm
にアクセルすると、ブラウザーにパスワードが記憶されます。すると、そのパソコン、ブラウザーからアクセスできるようになります。
設定後は、チェックボックスのチェックを外して、ほかの人がアクセスできないようにしておいてください。

Relay

操作ページ(index.htm) のリレーボタンの名称を設定することができます。
右の欄は、ボタンを押してから、自動でOFFになるまでの時間を設定します。1000で1秒です。0にすると自動でOFFになりません。

Input/Output

各I/Oの名称を設定します。

Email

Email No.
全部で8個の設定ができ、その番号です。

Email Address
差出人のEメールアドレスを設定します。

Subject
Eメールの件名を設定します。

Trigger
Eメール送信を行う要因を設定します。D1 と設定すると、D1がHになった際にEメール送信が行われます。

Peer to Peer

dScript ボードを2枚使用し、一方の入力がONになったら、パソコンを経由しなくても他方のリレーをONにするという使い方ができ、その設定を行うためのページです。

Scheduler

設定した曜日、時刻に自動でリレーをONにすることができ、それを設定するためのページです。

Counter/Timer

入力がOFFからONになった回数をカウントし、表示することができ、その設定を行うためのページです。
Count Input
 カウントする入力を設定します。例 D1
T1 を設定すると、1秒ごとに加算されます。
Capture Input
 この要因(例 D1) がONになったときのCount値をCapture Value に転送します。

dScriptボードの使い方 初期状態で使う

dScript は、イギリスDevanetch社が開発した IoTのためのプログラミング言語です。

そのdScriptを作動(実行)させるためのボードがdScriptボードです。リレー、I/Oの点数の違いでいくつかの機種が用意されています。

dScript 対応モジュールのご購入はこちらhttps://www.elefine.jp/SHOP/93789/147210/list.html

dScriptボードは、基本的にIDE(開発環境)でプログラムを作成し、ボードへ転送して使いますが、プログラミングを行わなくてもある程度の機能で使うことができます。

初期状態での使用方法

1.ルーター等のDHCPサーバーが接続されているLANにLANケーブルでdScriptボードに接続します。

2.ACアダプター等でDC12Vの電源をDCジャック、または、電源用端子台に接続します。

3. パソコンのWebブラウザーのアドレスバーに下記のURLを入力してアクセスします。
dS1242 の場合
http://dS1242/index.htm

4.下記のようなページが表示されます。

4.この表示されたページで リレー、IOの操作を行うことができます。
“Relay 1” のボタンをクリックすると、Relay 1がONになります。
“IO1” のランプ表示をクリックすると、IO1が H になります。

5.単なるリレーのON/OFFだけであれば、これで使用することができますが、パスワード保護等はありませんので、実際に使用する際は注意が必要です。

dScript インストール

dScript 開発環境のインストール

dScript は、イギリスDevanetch社が開発した IoTのためのプログラミング言語です。

PC要件

OS  Windows 7 以降、Linux、Mac OSのいずれか
Webページを見るためにネットワーク接続が必要
USBポート モジュールへのプログラム転送に必要
HTML エディター お好みのものをお使いください。メモ帳等のテキストエディターでもいいです。
お使いのOSに合わせて、dScript のIDEソフトウェアをダウンロードしてください。新しいバージョンをインストールする際は、事前に従来のバージョンのものをアンインストールしてください。

ダウンロード

IDEインストーラ―

IDEは、ご使用のOSに合わせ、下記よりダウンロードしてください。

http://www.robot-electronics.co.uk/dscript.html

サポートファイル

マニュアル、サンプルコード等のサポートファイルは、下記よりダウンロードしてください。

http://www.robot-electronics.co.uk/files/dscript.zip

ダウンロードしたzipファイルを展開すると、下記の4つのフォルダーができます。

Documentation
Examples
USBdriver
Utilities

Documentaionフォルダー

各dScriptモジュールのマニュアル、dScriptのマニュアルが含まれています。

Examples フォルダー

dScriptのサンプルコードが含まれています。

USBdriver フォルダー

Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 でのみ使用します。
Linux および Mac OS には、OSに含まれています。

Utilities フォルダー

各dScriptモジュールにアクセスするためのC#およびJavaのサンプルアプリケーション、LANに接続された dScript モジュールを検索するツール が含まれています。

Windows の場合の dScript 開発環境 (IDE)インストールの仕方

下記のサイトにアクセスします。

https://robot-electronics.co.uk/dscript.html

Windows の 64ビット、32ビットのどちらかに合わせ、
Windows 64 bit version 4.03.004 installer
または、
Windows 32 bit version 4.03.004 installer
を選択(時期によってバージョン番号が異なります)して、インストールファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを実行してください。

インストールが成功すると、デスクトップに dScript という、ショートカットアイコンが作成されます。それをクリックすると、起動します。

上部のメニューの Help → Dcumentation で各dScriptボードのマニュアルを見ることができます。

 

dScript 対応モジュールのご購入はこちらhttps://www.elefine.jp/SHOP/93789/147210/list.html

dScript とは

dScript とは


dScript は、イギリスのDevantech社が開発した、IoT(Internet of Things, モノのインターネット)のためのプログラミング言語です。Devantechの dScript対応の機器(モジュール)で実行されることができます。専用のIDEでdScript対応機器で解釈される、効率的なバイトコードにコンパイルされます。
専用のIDE(統合開発環境)には、エディター、コンパイラー、モジュールへの転送機能が含まれています。
dScriptは、BASICではありませんが、構文は、Visual Basicやマイコン用BASICに使い慣れた方ならなじみ深いものでしょう。

マルチスレッド

マルチスレッドとは、プログラムを同時に実行する機能です。
これは、各プログラムごとに別々のCPUを持つようなもので、それぞれ独自の小さなプログラムを実行しています。プログラムの各区分は、スレッドと呼ばれます。
dScriptは、ネイティブなマルチスレッドコンパイラです。使用可能なRAMの上限まで、任意の数のスレッドを作成することができます。

Webサーバー

dScript Webサーバーを使用して、独自のWebページを作成してモジュールにアップロードすることができます。
Webサイトは、Ajax技術を使用し、ページ全体を更新することなく、変数を変化させることで表示されている数値等だけを変化させることができます。Webページ上のボタンから、モジュール上のリレー、デジタル出力等を制御することができます。
CSSを使用してWebサイトをフォーマットしたり、独自の画像やロゴも入れることができます。

安全

銀行がネットバンキングで口座の所有者であることを確認する方法と同様の方法を使用することで、予め設定されたデバイスとブラウザの組み合わせだけがWebページにアクセスできます。
サーバーは、予め格納されたパスワードから3つのランダムな文字を選択する3つの独立した乱数を送信します。これらはハッシュされ、ハッシュはクッキーとして保存されます。ウェブページを表示できるのはこのクッキーです。ブラウザが閉じられるとクッキーは削除され、数秒間使用しないとログアウトするとサーバーによって無効にされます。その結果、あなただけがウェブページにアクセスできます。

dScript 対応モジュールのご購入はこちらhttps://www.elefine.jp/SHOP/93789/147210/list.html