Numato LabのリレーボードをRaspberry Piで使う方法

Numato Labのリレーボードは、Raspberry Piでも使うことができます。

私は、Raspbianで試しましたが、ほかのLinuxでも作動すると思います。

使い方
1. NumatoリレーボードをRaspberry Piに接続して、Raspberry Piを起動し、ログインします。

2. root にログインして、コマンド
dmesg
を実行します。
すると、下記のように認識され、ttyACM0 というデバイス名に割り付けられたことがわかります。
/dev/ttyACM0  というデバイス(ファイル)に対する入出力でリレーボードにアクセスできます。
Raspberry_01

3. シリアル通信のデバイス(ttyACM0)にもファイル同様、所有者が設定されており、そのままでは、所有者以外は使用することができません。そこでroot権限で下記のようにして、パーミッションを変更します。
chmod 666 /dev/ttyACM0

4. プログラムを作成せずに動作確認をするには、Windowsのハイパーターミナルのような cu というターミナルソフトを使うとよいでしょう。
標準では、インストールされてないので、root権限でRaspberry Piがインターネットに接続された状態で
apt-get install cu
を実行します。

5. cuがインストールされたら、下記のように起動します。
cu -l /dev/ttyACM0 -s 9600

6. Connected. と表示されたら、接続成功したことになります。

7. Eneterキーを押すと、リレーボードからの応答で > が表示されます。

8. verを入力すると、ファームウェアのバージョンが返されます。

Raspberry_02

9. 通信確認ができたら、リレー操作のコマンドを送ることにより、リレーのON/OFFができます。

リレー1のON
relay on 1

リレー1のOFF
relay off 1