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PoKeys57Eで温度センサー入力を行う方法

PoKeys57E にDTH11、DTH22等の1-Wire温度センサーを接続し、温度測定を行うことができます。
PoKeys57E は、下記でお買いお求めいただけます。https://www.elefine.jp/SHOP/PoKeys57E.html

ここでは、下記のDHT22の接続の仕方を説明します。https://www.elefine.jp/SHOP/SN-DHT22.html

接続

DHTとPoKeys57Eは、下記のように接続します。
DHT22 の1番ピン Pokeys57E の+3.3V 端子
DHT22 の2番ピン Pokeys57E の 1 端子
DHT22 の4番ピン Pokeys57E の GND端子

DHT22 の1番と2番を5.1kΩ、または、4.7kΩの抵抗を介して接続して、プルアップを行ってください。

PoKeys57Eの設定

PoKeys configuration の上部メニュー、Peripherals の Easy Sensors を選択します。

2. EasySesors setup ウィンドウが表示されます。
Add DHT-xx 1-Wire sensor ボタンをクリックします。

3. PoKeys Pin は、Pin 1、Device type は、DHT22 / AM2302 を選択します。

4. Finish をクリックします。

5. 下図のようにリストに追加されますので、Send to device ボタンをクリックして、設定内容を Pokeys57Eへ転送します。

6. Refresh values をクリックすると、温度が表示されます。

Modbus /TCPのスレーブ設定

温度センサー入力値は、Modbus/TCPのスレーブとして、 Modbus/TCP マスターから読み出すことができます。

メニュー、Deviceの中の Modbus configuration を選択します。

Sensors の Read にチェックを付けて、Close ボタンをクリックします。

メインウィンドウの Send to device ボタンをクリックして、設定内容をPokeys57Eへ書き込みます。

センサーの入力値は、Modbusのレジスターアドレス、400から499で読み出すことができます。
ただし、ProfiLabの場合は、401からのアドレスを設定します。

ProfiLabからは、Modbus/TCP-Read Input Registers を使って、読み出すことができます。
設定例 センサーID 0の読み出し

回路例 入力値を100で割った値を表示させます。

PoKeys57U,PoKeys57Eの出力テストのしかた

 

PoKeys57Uは、USB接続、PoKeys57Eは、Ethernet接続のI/Oです。
お求めは、下記よりどうぞ。

PoKeys57U
http://www.elefine.jp/SHOP/PoKeys57UT.html

PoKeys57E
http://www.elefine.jp/SHOP/PoKeys57E.html

出力のテスト

ユーザー作成のプログラムを実行する前に強制的に出力を変化させるとPoKeys57U、PoKeys57Eに接続した回路のテストを行うことができます。

1.PoKeys設定ツールを起動し、PoKeysに接続(Connect)します。

2.上部メニューの Peripherals の中の
Digital inputs and outputs… F4
を選択します。

3.それで表示されたウィンドウの Enable output control にチェックを付けます。

4.強制的に変化させたい端子番号にマウスカーソルを合わせ、マウスの左クリックでON、右クリックでOFFになります。

PoKeys57Uの初期設定方法

 

1.PoLabsのサイトから専用ツールをダウンロードして、Windows PC上で実行します。
https://www.poscope.com/wp-content/uploads/downloads/Pokeys/Software/PoKeys%20v4.2.19%20Configuration%20and%20PoBlocks%20(21.12.2016).exe

2.I Agreeをクリックします。

3.インストールするファイル等を選択しますが、特に問題がなければ、初期状態の全選択にしてください。

4.インストール先を指定します。特に希望がなければ、表示された状態のままでいいです。Install ボタンをクリックするとインストールが始まります。

5.インストールが終わると、下記のように表示されます。
Start PoKeys application にチェックが付いた状態でFinishをクリックするとアプリケーションが起動します。

6.下記のように表示されます。

7.USBケーブルでPoKeys57UとPCを接続します。

8.接続すると、PCに接続されているPoKeys57Uの一覧が表示されます。

9.設定したいPoKeys57U(下記の画像ではPoKeys56Uが1個のみ)を選択し、Connectボタンを押します。

PoKeysConnect

10.インターネットに接続されていると自動的に新しいファームウェアがあるかどうか確認を行い、ある場合は、更新するかどうかの確認のウィンドウが表示されます。更新することをおすすめします。

11.PoKeys57Uへの接続が確立すると、下記のようなウィンドウが表示されます。

12.機能を設定したい、ピン番号をクリックします。

PoKeysPinConfig

13.ウィンドウの中央あたりの下記のような表示部分で機能を選択します。

PoKeysPinConfig2

機能の例
Analog input アナログ入力
Digital input デジタル入力
Analog output アナログ出力
Digital output デジタル出力
Inactive  不使用のピン

14.各ピンの設定が終わったら、機能選択の上にある “Send to device” ボタンをクリックすると、PoKeys57Uに転送されます。

15.1回設定すると、PoKeysのフラッシュメモリーに保存されますので、起動のたびに設定を行う必要はありません。

 

ProfiLab-ExpertでPoKeys57Eを使う方法

ProfiLab-Expertでは、Modbus/TCPのコンポーネントを用いることにより、PoKeys57Eを使用することができます。
Modbus/TCPは、主にプログラマブルロジックコントローラー(PLC)のI/Oで使われる規格です。
ProfiLab-Expertは、そのModbus/TCPのスレーブデバイスに対してアクセスすることができます。
また、PoKeys57Eは、Modbus/TCPのスレーブデバイス(I/O入出力ユニット)として使用することができます。
よって、それらを組み合わせて使用することができます。

PoKeys57Eの設定
1.専用ツールPoKeysの上部メニューのDevice内、Modbus configurarion … を選択します。

PoKeysModbusConfiguration

2.それにより表示されたウィンドウで使用する機能にチェックをつけます。
下記の例では、デジタル入力(Read)、デジタル出力(Write)を行うようにしました。
Modbus port number、Modnus connection timeoutは、初期値のそれぞれ、502、3のままでかまいません。

PoKeysModbusConfiguration2

3.各設定を終えたら、Closeボタンをクリックして閉じます。
4.各ピンのI/O機能の設定を行います。
5.メインウィンドウのSend to deviceボタンをクリックすると、PoKeys57Eに転送されます。
6.PoKeys57Eに割り当てられたIPアドレスの確認をします。
メニューのDevice内、About…を選択します。
PoKeysAbout27.それにより表示されたウィンドウにIPアドレスが表示されます。このIPアドレスをProfiLab-Expertで使用します。
下記の例では、192.168.100.45です。
PoKeysAbout3

ProfiLab-Expertの設定
1.PoLabでProfiLab用のサンプルを用意しているのでそれを参考にするとわかりやすいでしょう。https://www.poscope.com/index.php?route=product/product/download&download_id=41&product_id=76

2.ダウンロードしたサンプルプロジェクトをProfiLab-Expertで開きます。

3.出力の設定を行います。Write Multiple Coils コンポーネントを右クリックし、Properties… を選択します。
PoKeysProfiLab1
4.それにより表示されたウィンドウで各設定を行います。
Host [IP] は、PoKeys57Eに割り当てられたIPアドレスを設定します。
Start addressは、出力を行うピン番号を指定し、Channelsに点数を指定します。Start addressよりChannels分の出力を同時に行えます。
PoKeys57Eは、ピン番号は1からになっていますが、ProfiLab-Expertでは0からになっています。PoKeysの1番ピンは、ProfiLabでは、0です。
PoKeysProfiLab2

5.同様に入力側の Read Coils の設定も行ってください。
以上の方法で使用できます。

PoKeys57Eの初期設定方法

1.電源の端子(青い端子台)にDC5Vの電源を接続します。

2.LANポートにLANケーブルを接続し、DHCPが有効になっているLAN(ルーター)に接続します。

3.PoLabsのサイトから専用ツールをダウンロードして、Windows PCにインストールします。https://www.poscope.com/index.php?route=product/product/download&download_id=122&product_id=76

4.インストールしたPoKeysを起動します。

5.PoKeys57Eは、自動的にDHCPよりIPアドレスを取得します。専用ツールPoKeysは、その自動的に割り付けられたIPを検索し、LANに接続されているPoKeys57Eの一覧を表示します。

PoKeysConnect

7.設定したいPoKeys57E(下記の画像ではPoKeys56Eが1個のみ)を選択し、Connectボタンを押します。

PoKeysConnect

8.インターネットに接続されていると自動的に新しいファームウェアがあるかどうか確認を行い、ある場合は、更新するかどうかの確認のウィンドウが表示されます。更新することをおすすめします。

9.PoKeys57Eへの接続が確立すると、下記のようなウィンドウが表示されます。

PoKeysConfiguration

10.機能を設定したい、ピン番号をクリックします。

PoKeysPinConfig

11.ウィンドウの中央あたりの下記のような表示部分で機能を選択します。

PoKeysPinConfig2

機能の例
Analog input アナログ入力
Digital input デジタル入力
Analog output アナログ出力
Digital output デジタル出力

12.各ピンの設定が終わったら、機能選択の上にある “Send to device” ボタンをクリックすると、PoKeys57Eに転送されます。