SCANAQUAD使用方法ロジックアナライザー波形観測

USB接続のロジックアナライザー、ScanaQuadで実際に波形を見る方法を説明します。

  1. ScanaQuadをパソコンに接続した状態でScanaStudioを起動します。
  2. 下記のように中央に+があるウィンドウが表示されます。その中央の+をクリックします。Scana011
  3. すると、機種選択のウィンドウが表示されます。パソコンに接続され、認識されている機種は、左に緑色で表示されます。機種を選択し、Create Workspaceボタンを押します。
    Scana012
  4. 下記のようなウィンドウが表示されます。各プローブを測定対象に接続し、左上のQuadScanaStart ボタンを押すと、サンプリングが始まり、終了すると波形が表示されます。Scana017
  5. そのままの状態では、ボタンを押すとすぐにサンプリングが始まってしまい、測定対象のタイミングにうまく合わせられないことがあります。その場合は、サンプリング開始を信号に合わせて行わせることができます。それがTrigger(トリガー)です。下記のようにTriggerの下にある、歯車のアイコンをクリックします。
    ScanaTriggerSet
  6. トリガー条件を設定するウィンドウが表示されます。これでトリガー源(チャネル)、立ち上がり等の条件を設定します。Scana021OKボタンを押すと、保存されます。
  7. トリガーを指定すると、下記のように表示されます。右下のStartボタンを押すと、トリガー待ちになり、指定した条件になるとサンプリングが開始されます。
    Scana022

 

SCANAQUAD使用方法 ScanaStudioのインストール

  1. 下記よりSCANAQUADを使うためのソフト、ScanaStudioをダウンロードしてください。
    https://www.ikalogic.com/scanastudio_v2/
    Windows, Mac OS X, Linux (Ubuntu) 用が用意されています。使用するOSに合わせて選択し、ダウンロードしてください。ここでは、Windowsで説明します。
  2. scanastudio_setup.exe を実行します。
    基本的には、”Next >” ボタンを押していくだけでいいです。Scana001                    Scana002Scana003Scana004Scana005Scana006Scana007
  3. Launch ScanaStudio をチェックして、Finishボタンを押すと、ScanaStudioが起動します。
  4. インターネットに接続された状態で起動すると、下記のように各種プロトコルのデコーダーのダウンロードを促すウィンドウが表示されます。Scana008
  5. Download / Update checked ボタンを押すと、ダウンロードされます。
  6. ダウンロード後、新しいデコーダーがない場合、下記のように表示されますので、Ignore ボタンを押します。Scana010
  7. すると、下記のように表示されますので、中央の+ボタンを押してください。Scana011
  8. ScanaQuadが認識されている場合、機種名の左に緑色で表示されます。使用する機種を選択し、”Create Workspace”ボタンを押してください。下記の場合では、ScanaQuad SQ25です。Scana012認識されてない場合、下記のように緑色の表示がなく、Create Workspaceのボタンの上に (Demo mode) と表示されます。USBの接続等を確認してください。Scana018

    9. 下記のように表示されたら、準備は、完了です。Scana017

ProfiLab-ExpertでPoKeys57Eを使う方法

ProfiLab-Expertでは、Modbus/TCPのコンポーネントを用いることにより、PoKeys57Eを使用することができます。
Modbus/TCPは、主にプログラマブルロジックコントローラー(PLC)のI/Oで使われる規格です。
ProfiLab-Expertは、そのModbus/TCPのスレーブデバイスに対してアクセスすることができます。
また、PoKeys57Eは、Modbus/TCPのスレーブデバイス(I/O入出力ユニット)として使用することができます。
よって、それらを組み合わせて使用することができます。

PoKeys57Eの設定
1.専用ツールPoKeysの上部メニューのDevice内、Modbus configurarion … を選択します。

PoKeysModbusConfiguration

2.それにより表示されたウィンドウで使用する機能にチェックをつけます。
下記の例では、デジタル入力(Read)、デジタル出力(Write)を行うようにしました。
Modbus port number、Modnus connection timeoutは、初期値のそれぞれ、502、3のままでかまいません。

PoKeysModbusConfiguration2

3.各設定を終えたら、Closeボタンをクリックして閉じます。
4.各ピンのI/O機能の設定を行います。
5.メインウィンドウのSend to deviceボタンをクリックすると、PoKeys57Eに転送されます。
6.PoKeys57Eに割り当てられたIPアドレスの確認をします。
メニューのDevice内、About…を選択します。
PoKeysAbout27.それにより表示されたウィンドウにIPアドレスが表示されます。このIPアドレスをProfiLab-Expertで使用します。
下記の例では、192.168.100.45です。
PoKeysAbout3

ProfiLab-Expertの設定
1.PoLabでProfiLab用のサンプルを用意しているのでそれを参考にするとわかりやすいでしょう。https://www.poscope.com/index.php?route=product/product/download&download_id=41&product_id=76

2.ダウンロードしたサンプルプロジェクトをProfiLab-Expertで開きます。

3.出力の設定を行います。Write Multiple Coils コンポーネントを右クリックし、Properties… を選択します。
PoKeysProfiLab1
4.それにより表示されたウィンドウで各設定を行います。
Host [IP] は、PoKeys57Eに割り当てられたIPアドレスを設定します。
Start addressは、出力を行うピン番号を指定し、Channelsに点数を指定します。Start addressよりChannels分の出力を同時に行えます。
PoKeys57Eは、ピン番号は1からになっていますが、ProfiLab-Expertでは0からになっています。PoKeysの1番ピンは、ProfiLabでは、0です。
PoKeysProfiLab2

5.同様に入力側の Read Coils の設定も行ってください。
以上の方法で使用できます。

PoKeys57Eの初期設定方法

1.電源の端子(青い端子台)にDC5Vの電源を接続します。

2.LANポートにLANケーブルを接続し、DHCPが有効になっているLAN(ルーター)に接続します。

3.PoLabsのサイトから専用ツールをダウンロードして、Windows PCにインストールします。https://www.poscope.com/index.php?route=product/product/download&download_id=122&product_id=76

4.インストールしたPoKeysを起動します。

5.PoKeys57Eは、自動的にDHCPよりIPアドレスを取得します。専用ツールPoKeysは、その自動的に割り付けられたIPを検索し、LANに接続されているPoKeys57Eの一覧を表示します。

PoKeysConnect

7.設定したいPoKeys57E(下記の画像ではPoKeys56Eが1個のみ)を選択し、Connectボタンを押します。

PoKeysConnect

8.インターネットに接続されていると自動的に新しいファームウェアがあるかどうか確認を行い、ある場合は、更新するかどうかの確認のウィンドウが表示されます。更新することをおすすめします。

9.PoKeys57Eへの接続が確立すると、下記のようなウィンドウが表示されます。

PoKeysConfiguration

10.機能を設定したい、ピン番号をクリックします。

PoKeysPinConfig

11.ウィンドウの中央あたりの下記のような表示部分で機能を選択します。

PoKeysPinConfig2

機能の例
Analog input アナログ入力
Digital input デジタル入力
Analog output アナログ出力
Digital output デジタル出力

12.各ピンの設定が終わったら、機能選択の上にある “Send to device” ボタンをクリックすると、PoKeys57Eに転送されます。

 

 

 

 

 

 

 

Numato LabのリレーボードをRaspberry Piで使う方法

Numato Labのリレーボードは、Raspberry Piでも使うことができます。

私は、Raspbianで試しましたが、ほかのLinuxでも作動すると思います。

使い方
1. NumatoリレーボードをRaspberry Piに接続して、Raspberry Piを起動し、ログインします。

2. root にログインして、コマンド
dmesg
を実行します。
すると、下記のように認識され、ttyACM0 というデバイス名に割り付けられたことがわかります。
/dev/ttyACM0  というデバイス(ファイル)に対する入出力でリレーボードにアクセスできます。
Raspberry_01

3. シリアル通信のデバイス(ttyACM0)にもファイル同様、所有者が設定されており、そのままでは、所有者以外は使用することができません。そこでroot権限で下記のようにして、パーミッションを変更します。
chmod 666 /dev/ttyACM0

4. プログラムを作成せずに動作確認をするには、Windowsのハイパーターミナルのような cu というターミナルソフトを使うとよいでしょう。
標準では、インストールされてないので、root権限でRaspberry Piがインターネットに接続された状態で
apt-get install cu
を実行します。

5. cuがインストールされたら、下記のように起動します。
cu -l /dev/ttyACM0 -s 9600

6. Connected. と表示されたら、接続成功したことになります。

7. Eneterキーを押すと、リレーボードからの応答で > が表示されます。

8. verを入力すると、ファームウェアのバージョンが返されます。

Raspberry_02

9. 通信確認ができたら、リレー操作のコマンドを送ることにより、リレーのON/OFFができます。

リレー1のON
relay on 1

リレー1のOFF
relay off 1

Banana PI M2 (BPI-M2) 2月発売予定

Banana PI をグレードアップしたBanana PI M2 (BPI-M2) が2月下旬に発売される予定です。
主な変更点は、CPUがクアッドコアになり、GPIOがRaspberry Pi Model B+ 40ピンになりました。WiFiもついていますが、技適マークがついてないため、日本ではWiFi機能を使わないでください。

bpim2

 

クロック周波数1GHz デュアルコアCPU
クロック周波数1GHz クアッドコアCPUのA31S ARM Cortex-A7を使用しています。

Raspberry Pi Model B+ 互換GPIO
Raspberry Pi Model B+互換の40ピンGPIOコネクターがついていますので、Raspberry Piの周辺機器も接続して、使用することができます。ただし、すべてのRaspberry Pi GPIO機器に対応しているわけではありません。

仕様
CPU
31S ARM Cortex-A7 クアッドコア 1GHz
GPU
PowerVR SGX544MP2 Complies with OpenGL ES 2.0, OpenCL 1.x, DX 9_3
メモリー(SDRAM)
1GB DDR3 (GPUと共有)
オンボードストレージ
マイクロSDカード (最大64GB)
オンボードネットワーク
10/100/1000Mbps Ethernet RJ45
WiFi (技適マークがついていませんので日本国内では使用できません)
ビデオ入力
CSI カメラモジュール対応
ビデオ出力
HDMI、LVDS/RGB
オーディオ出力
3.5mmジャック、および、HDMI
電源入力
DC5V DCジャック接続
USBポート
USB2.0 4個
ボタン
リセットボタン
GPIO(2×20)ピン
GPIO、UART、I2Cバス、SPIバス(チップセレクト2点)、CANバス、ADC、PWM、+3.3V、+5V、GND
LED
電源表示、RJ45
リモートコントロール
赤外線(オプション)
対応OS
Android 4.2、Raspbian、Lubuntu、OpenSuse、Debian

SATAインターフェイスは付いておりません。ハードディスク接続は、USBをご利用ください。

 

ただいま、予約を受け付けております。予約特別価格にしております。

http://www.elefine.jp/SHOP/BananaPI-M2.html

 

Banana PI 動作確認済みSDカード

相性がよくないためにBanana PIでうまく作動しないSD(SDHC)カードもあるかもしれません。
当店で動作確認したものは、下記のとおりです。

SDHCカード
東芝 SD-AU008G 8G  CLASS 10
Raspbianで確認 結果OK
だたし、フォーマット後の容量が7.2GBしかないため、Android 8GBのイメージ書き込みには使えません。

microSD(SDHC)カード   (型番不明、アダプター使用)
東芝 4GB CLASS 4
Raspbianで確認  結果OK

SDHCカード
BUFFALO  8GB  CLASS 4  (型番不明)
Androidで確認 結果OK

SDHCカード
ELECOM  8GB CLASS 4 (型番不明)
Androidで確認 結果OK

購入時期によっては、同様の結果になるとは限りません。

Banana PI AndroidでEthernetを使う

Banana PIのAndroidをインターネットに接続するには、通常、Ethernet (有線LAN)を使用します。ただし、初期状態では、Ethernetが有効になっていませんので、有効に設定する必要があります。

Ethernetの有効のしかた

1.  黄色のAndroidデスクトップ内のSettingsを押します。

2. 左のメニューのWi-Fiの下の More… をクリックすると、
Wireless & networks が表示されます。

3. その上から2段目に Ethernet があります。それをクリックすると、
Use Ethernetが表示されます。

4. Use Ethernet をクリックすると、有効になります。

5. LAN内にDHCPサーバー(ルーター)があれば、LANケーブルをすると、IPアドレスが表示されます。

以上の操作でインターネットが使えるようになります。黄色のデスクトップの Web browser でインターネットのウェブサイトを見ることができます。

 

Banana PI Androidを起動させるコツ

AndroidのOSのイメージを書き込んだSDカードを挿入し、Banana PIに電源を入れても、画面には、中央にandroid と表示されるだけで変化がありませんでした。
何度も試したところ、Androidがやっと起動し、黄色の画面(デスクトップ)が表示されました。
その後、再び新規に書き込んだSDカードを挿入して試したところ、やはり起動しませんでした。
何回か試行錯誤をしたところ、コツがわかりました。

1. 初回起動時は、キーボード、マウス、LANなどを接続せず、HDMIモニター(テレビ)のみを接続します。

2. 画面の中央に android と表示した状態が長く続きますが、そのままにしておいてください。黄色の画面になるまで30分以上(CLASS 4のSDカードの場合)かかります。

黄色のデスクトップが表示されたら、キーボード、マウス、LANを接続します。再起動しなくても認識され、使用することができます。

次回起動時から、速くデスクトップが表示されるようになります。

 

エレファイン販売商品説明